噴水 2005 1 29
株式市場には、噴水のような銘柄があります。
私は、今まで、こうした銘柄には興味がありませんでしたが、
たまたま、目撃してしまったのです。
それは、13時半頃です。
銘柄は、太平洋海運(9123)という銘柄です。
突然、分足チャートに、大陽線が立ったのです。
こうした場合は、このまま上昇するか、
利食いが出て、下落すると思って、見学していたら、
大陽線の上に、大陽線が立ち、
その後も、陽線が続き、ほとんど押し目もなく、
あっと言う間に、ストップ高を目指す動きとなってしまいました。
一度、こういうものを見かけてしまうと、
その魅力に取り憑かれてしまうでしょう。
しかし、こういう銘柄は、危険です。
ストップ高目前まで行ったのですが、
そこから反転し、急降下してしまったのです。
見学をしている者にとっては、
「すごい」の一言でしたが、
参加している人の心境は、どうだったのでしょうか。
これでは、心臓に悪いと思います。
もちろん、こうした分足チャートを見れば、
ぜひ、参加したいと言う人がいるでしょう。
そういう場合は、失っても惜しくない少額の資金で参加すべきです。
噴水を見ている人は楽しいが、
噴水の中にいる人は、天国と地獄を同時に味わうことになります。